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紀尾井町クリニックの料金を検証|FUTが1株660円で成立する理由

紀尾井町クリニック FUT660円の理由
紀尾井町クリニックの料金検証2026年7月更新
クリニック選び・比較
紀尾井町クリニックの料金を検証|FUTが1株660円で成立する理由

当サイトは口コミを掲載しません。代わりに、公式サイトの料金だけを使って総額を計算します。FUE全盛のいま、あえてFUT(切る方法)を主軸に置く老舗。その660円という単価は、単なる安さではありません。これは費用の話ではなく、ドナーという有限資源の話です。

黒澤 拓(くろさわ たく)
毛髪ケアアドバイザー/美容医療メディア編集長
編集歴12年・国内外30院以上の料金体系を継続調査
【PR】本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。掲載している料金は2026年7月時点で各クリニックの公式サイトに掲載されている税込価格です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
この記事の結論
  • 紀尾井町クリニックの料金は基本治療費22万円+株単価 FUT 660円/FUE 990円。1,000株ならFUTで総額88万円、FUEで121万円です
  • FUTの660円は、FUEの990円より1株あたり330円低い。しかし、この記事で伝えたいのは価格差ではありません。FUTは生涯採取上限がFUEの約2倍——FUTで5,000〜6,000株、FUEで2,000〜3,000株が目安です
  • つまりFUTを選ぶ意味は、「一生分のドナー(後頭部の毛)を最大限まで使い切れる」という点にあります。これは費用の話ではなく、有限資源の話です。薄毛が進行しても、二度目・三度目の手術に回せる株が残る
  • ただし代償があります。後頭部に線状の傷跡が残り、坊主にはできなくなります。これは元に戻せません。費用の安さでFUTを選ぶのは、順序が逆です
  • 定額制(東京植毛クリニックの植え放題=総額149万円)との分岐は、FUTで約1,924株/FUEで約1,283株これ未満なら紀尾井町クリニックのほうが安い——当サイトが広告を掲載している院が負ける領域も、そのまま書きます
読む前に、まず数字を出す植毛費用シミュレーター
3つ選ぶだけで、主要7院の総額と月々の支払額が出ます
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断・治療の助言ではありません。自毛植毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。効果・経過には個人差があり、腫れ・痛み・かゆみ、ショックロス(一時的な脱毛)、採取部の瘢痕、毛嚢炎、頭皮の一時的な感覚鈍麻などのリスク・副作用が生じる場合があります。FUT(ストリップ法)では後頭部に線状の瘢痕が残ります。施術の可否・適応は必ず医師にご相談ください。掲載料金は2026年7月時点で同院公式サイトに掲載されている税込価格です。
SECTION 01

この記事は口コミを載せません。代わりに料金を数式で検証します

#医療広告ガイドライン#検証方法
落ち着いたグレースーツの男性
FUE全盛の時代に、あえてFUTを主軸に置く老舗。

最初に立場を明確にしておきます。 当サイトは、患者の体験談・口コミ・「利用者の声」を一切掲載しません。 医療広告等ガイドラインが、患者の体験談を広告に用いることを禁止しているからです。 医療機関へ誘導するアフィリエイトサイトも、広告として扱われます。 「紀尾井町クリニックの口コミ」を集めて並べた記事は検索結果に多数あります。 しかし、そのつくり方自体が規制の対象になり得ます。 書きやすいから、そうなるのです。 公式の料金表を1円単位で読み解いて総額を再計算するより、どこかから拾った「良かった/悪かった」を並べるほうが早い。 当サイトは、その逆をやります。 口コミの代わりに、公式サイトに掲載された料金だけを使って、総額を数式で検証します。 株数を変え、術式を変え、他院と並べる。 読者が自分で検算できます。 そして紀尾井町クリニックは、この検証の方法が最も試される院です。 理由があります。 この院の価値は、総額の安さでは説明できないからです。 FUT 660円は、たしかにFUE 990円より低い。 しかしカミノクリニックの440円には勝てません。 基本治療費0円の湘南美容クリニックにも、1,000株では総額で届きません。 では、なぜこの院を検討する理由があるのか。 答えは料金表の外にあります。 ドナー(後頭部の毛)という、一生に一度しか使えない資源の話です。 そこまで数字で追いかけます。

この記事で使う数字の出典 紀尾井町クリニックの基本治療費22万円FUT 660円/株FUE 990円/株は、いずれも2026年7月時点の同院公式サイト掲載情報です。

総額はすべて「基本治療費+株単価×株数」で筆者が再計算しました。キャンペーン・モニター割引は含みません。生涯採取上限(FUT 5,000〜6,000株/FUE 2,000〜3,000株)は、自毛植毛の一般的な目安として広く共有されている数値です。計算式は自毛植毛の費用相場と主要9院の総額比較と共通です。
SECTION 02

紀尾井町クリニックの料金を「3階建て」に分解する

#FUT660円#料金構造

自毛植毛の料金は、どの院でも3つの層でできています。 1F:基本治療費(固定費)2F:株単価 × 株数3F:隠れコスト 紀尾井町クリニックの1Fは22万円。 主要7院の標準的な水準です。 特徴は2Fにあります。 2Fが、2系統ある。 FUT:660円FUE:990円 多くの院は「刈り上げる/刈り上げない」で2系統に分けます。 紀尾井町クリニックは「切る/切らない」で分けている。 この違いが、この院のすべてを説明します。

紀尾井町クリニックの総額=3階建て 3F 隠れコスト 術後のAGA内服薬 年間6〜12万円 × 継続年数 術前検査費/交通費(都内1院のため遠方は要考慮) 2F 株単価 × 株数 ←「切る/切らない」で2系統 FUT(切る) 660円/株 生涯上限 5,000〜6,000株 線状の傷跡が残る FUE(切らない) 990円/株 生涯上限 2,000〜3,000株 点状の傷跡が残る 1F 基本治療費(固定) 220,000円 ※主要7院の標準的な水準(湘南美容のみ0円) 株数が少ないほど、この22万円が総額に重くのしかかる 総額=22万円 + (660円 or 990円)× 株数 + 3F
図1:紀尾井町クリニックの2階は「刈る/刈らない」ではなく「切る(FUT)/切らない(FUE)」で分かれています。FUTは単価が330円低いだけでなく、生涯採取上限が約2倍。ただし後頭部に線状の傷跡が残ります。(2026年7月時点・公式サイト掲載の税込価格)

刈らない(ノンシェーブン)の料金は掲載されていない

先に正直に書いておきます。 紀尾井町クリニックの公式サイトには、「刈り上げない植毛(ノンシェーブン)」の株単価は掲載されていません(2026年7月時点)。 他院の記事では「刈る・刈らない」の2列で総額表を作っています。 この記事ではそれができません。 推測で数字を埋めることはしません。 当サイトは、公式に載っていない数値を創作しないからです。 したがって本記事の総額表はFUT・FUEの2列で作ります。 なお、FUTもFUEも基本的には採取部を短く刈ることを前提とした術式です。 刈らずに受けたい人は刈らない植毛(ノンシェーブン)の費用が高くなる理由で対応院と単価を整理しているので、そちらを参照してください。

SECTION 03

東京植毛クリニックでは、LINEで写真を送るだけで、必要な株数の目安と概算見積りを無料で確認できます。いきなり来院や手術を予約する必要はありません。その場で契約する必要もありません。まず数字を持ち帰ってください。

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※自毛植毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。費用・術式・リスク(ショックロス、腫れ・痛み、採取部の瘢痕、毛嚢炎、感覚鈍麻など)については、必ず医師から直接説明を受けてください。効果には個人差があります。料金は2026年7月時点の公式サイト掲載額です。契約はその場で決めず、見積書を持ち帰って比較することをおすすめします。

株数別・総額早見表(500〜2,500株/FUT・FUE)

#総額早見表#株数

公式の基本治療費と株単価から、500・1,000・1,500・2,000・2,500株の総額を計算しました。

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株数FUT(切る)
22万+660円/株
FUE(切らない)
22万+990円/株
差額
500株55万円71.5万円+16.5万円
1,000株88万円121万円+33万円
1,500株121万円170.5万円+49.5万円
2,000株154万円220万円+66万円
2,500株187万円269.5万円+82.5万円

※2026年7月時点、紀尾井町クリニック公式サイト掲載の税込価格から筆者が算出(基本治療費22万円+株単価×株数)。術後の内服薬代・モニター割引・キャンペーンは含みません。刈り上げない(ノンシェーブン)対応の株単価は公式サイトに掲載がないため、本表には含めていません。実際の見積りは診察のうえ決定されます。

FUTとFUEは、株数が伸びるほど開く 0 100万 200万 300万 500 1,000 1,500 2,000 2,500株 FUE(990円) 220万 FUT(660円) 154万 定額制の総額149万円(東京植毛クリニック)
図2:紫がFUT、青がFUE。2,000株ではFUT 154万円 vs FUE 220万円で、66万円の開き。FUTの線は約1,924株で定額制の水平線(緑の破線・149万円)と交差します。FUEは約1,283株で交差。この2つの分岐点は、セクション7で数式にします。
この表の読み方 FUTの660円は、主要7院の株単価としては2番目に低い水準です(カミノクリニック440円に次ぐ)。1,000株で88万円。

しかし——「安いからFUT」という選び方は、この術式の本質を外しています。

FUTの本当の意味は、生涯採取上限が5,000〜6,000株(FUEは2,000〜3,000株)という点にあります。単価が330円低いのは、結果としてそうなっているだけです。

次のセクションで、費用ではなく「資源」の側からこの術式を読み直します。
SECTION 04

FUTが660円で成立する理由|これは費用ではなく「資源」の話である

#FUT#ドナー上限#生涯採取

ここがこの記事の核心です。 まず大前提を確認します。 自毛植毛で使える毛は、後頭部・側頭部から採ってくるしかありません。 前頭部に新しい毛を生やすわけではない。 後頭部の毛を、前頭部に引っ越しさせているだけです。 つまり—— 後頭部の毛は、有限の資源です。 そして採取できる株数には生涯の上限があります。 その上限が、術式によって大きく違う。 FUT:5,000〜6,000株FUE:2,000〜3,000株 約2倍の差です。 これがこの記事で最も重要な数字です。

なぜFUTのほうが多く採れるのか

採取の方法が根本的に違います。 FUE(切らない)は、後頭部から1株ずつ、点でくり抜いていきます。 パンチと呼ばれる細い筒で、毛包を1つずつ掘り出す。 傷は点状で、小さい。 しかし密度を保つために、広い面積からまばらに採る必要があります。 一箇所から採りすぎると、後頭部がスカスカになるからです。 だから採れる総数に限界が来る。 FUT(切る)は、後頭部の皮膚を帯状に切り取ります。 そしてその皮膚を顕微鏡下で株単位に切り分けていく。 切り取ったあとは、両側の皮膚を引き寄せて縫合します。 ここが決定的です。 縫い合わせるので、毛の生えている面積は「詰まる」だけで、薄くならない。 FUEのように「まばらに間引く」必要がない。 だから同じ後頭部から、より多くの株を取り出せる。 そして2回目・3回目の手術で、同じ線に沿って再度切ることもできる。 これがFUTの正体です。 安いから660円なのではない。 採取の効率が構造的に高いから、1株あたりの手間が下がる。 そしてその効率の高さが、生涯で使える株数の上限を2倍近くまで押し上げる。 費用の話ではなく、資源の話だと書いた理由が、ここにあります。

一生で使えるドナーは、術式で約2倍違う FUT(切る) 5,000 〜 6,000株 FUE(切らない) 2,000 〜 3,000株 ← ここから先は採れない この差が効いてくる場面 AGAは進行する病気。今日の薄毛は、10年後の薄毛ではない 1回目 1,500株 → 5年後に頭頂部が進行 → 2回目 1,500株… FUTなら 3〜4回ぶんの余力 FUEなら 1〜2回で打ち止め
図3:生涯採取上限の目安。FUT 5,000〜6,000株に対して、FUE 2,000〜3,000株。AGA(男性型脱毛症)は進行する疾患なので、1回の手術で終わるとは限りません。「二度目・三度目に回せる株が残るかどうか」——これが、単価の330円差よりはるかに大きな論点です。ドナーの考え方は後頭部のドナーには生涯採取上限があるで詳しく整理しました。

「一生分のドナー」を数字で考える

具体例で考えます。 35歳、生え際がM字に後退。 必要株数は1,200株と見積もられた。 FUEを選んだ場合 1回目:1,200株を使用。生涯上限が2,500株なら、残り1,300株。 45歳、頭頂部が進行してきた。 頭頂部の必要株数は500〜3,000株が目安。 残り1,300株では、足りない可能性がある。 FUTを選んだ場合 1回目:1,200株を使用。生涯上限が5,500株なら、残り4,300株。 45歳の頭頂部にも、55歳のさらなる進行にも、まだ回せる。 この差が、「資源」の話です。 FUTの660円が安いのではありません。 FUTを選ぶ人は、一生分のドナーの総量を買っている。 その結果として、1株あたりが660円になっている。 順序が、逆なのです。 必要株数の目安は部位によって大きく変わります(M字軽度600〜800株、頭頂部500〜3,000株)。 まずは自分の必要株数を知ることが先です。

前提として知っておくこと AGA(男性型脱毛症)は進行性です。植毛した毛は抜けにくい性質を保ちますが、移植していない周囲の毛は、その後も薄くなり得ます。

だから多くの院は、術後もフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用などによる内服・外用治療の継続を案内します(日本皮膚科学会ガイドライン2017で推奨度A)。植毛は「守り」を止める理由にはなりません。

そして1回の手術で移植できる株数の上限は、通常3,000グラフト。移植密度の上限も1cm²あたり40〜50株です。一度に無制限に植えることはできません。

つまり、複数回に分ける前提で考えるべき人が、確実に存在します。その人にとって、生涯採取上限は費用より重い変数です。
SECTION 05

代償:線状の傷跡と、坊主にできない一生

#弱点#瘢痕#FUT
伝統的な建築の外観=老舗
660円という単価の裏にある、資源の話をします。

ここまでFUTの利点を書いてきました。 ここからは、代償を書きます。 FUTは、後頭部の皮膚を帯状に切り取って縫合する術式です。 当然—— 後頭部に、横一文字の線状の傷跡が残ります。 これは、元に戻せません。 長さは採取量にもよりますが、耳から耳にかけて十数センチに及ぶこともあります。 髪の毛が一定の長さあれば隠れます。 しかし—— 坊主にはできない。 バリカンで短くすることも、基本的にはできなくなる。 これがFUTの代償です。 一生ものの制約です。 FUEの場合、傷は点状です。 1つ1つが小さく、散らばっている。 短髪にしても目立ちにくい(完全に見えなくなるわけではありません)。 この差は、生活の選択肢そのものに効いてきます。 夏に坊主にしたい人。 将来薄毛がさらに進行して、いっそ丸刈りにしようと思うかもしれない人。 その可能性を残しておきたいなら、FUTは選べません。 費用が安いから、という理由だけでFUTを選ぶのは、順序が逆です。 そして本当に確認すべきはここです。 10年後、20年後の自分が、その傷跡とどう付き合うか。 これはカウンセリングで医師と話すべき論点です。 隠せるかどうかのリアリティは植毛はバレるのか|傷跡と時期の現実で整理しました。

採取部に残るもの:線か、点か FUT(切る) 線状の傷跡が横一文字に残る 坊主・バリカンは事実上できない FUE(切らない) 点状の傷跡が散在する 短髪にしても比較的目立ちにくい
図4:後頭部(採取部)の模式図。FUTは線状の瘢痕、FUEは点状の瘢痕が残ります。いずれも完全に消えることはありません。「生涯採取上限が2倍」という利点と、「坊主にできない」という制約は、同じ1つの構造から生まれています。どちらを取るかは、費用ではなく人生設計の問題です。
正直に書きます:費用最安を狙うなら、この院ではない 紀尾井町クリニックのFUT 660円は、主要7院で最も低い株単価ではありません。カミノクリニックの440円のほうが低く、基本治療費も同じ22万円です。1,000株なら紀尾井町88万円 vs カミノ66万円で、22万円の差がつきます。

基本治療費0円の湘南美容クリニック(720円)とも、1,000株で紀尾井町88万円 vs 湘南72万円。総額では届きません(分岐点は約3,667株で、1回の手術上限3,000株を超えています)。

費用の安さだけを基準にするなら、この院を選ぶ理由はありません。この院を検討する理由は、FUTという術式そのものにあります。株数別の一覧は自毛植毛クリニックの総額比較で並べています。
SECTION 06

主要7院との横比較表

#料金比較#主要7院

紀尾井町クリニックの数字を、主要7院のなかに置いてみます。 順位づけや優劣の評価は行いません。 公式の数字を並べるだけです。

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クリニック基本
治療費
株単価
(刈る)
1,000株
総額
2,000株
総額
カミノ22万円440円66万円110万円
紀尾井町(FUT)22万円660円88万円154万円
湘南美容0円720円72万円144万円
アスク井上22万円880円110万円198万円
東京植毛22万円900円112万円149万円
※定額適用
紀尾井町(FUE)22万円990円121万円220万円
アイランドタワー22万円990円121万円220万円
親和(MIRAI)22万円990円121万円220万円

※2026年7月時点、各院公式サイト掲載の税込価格から算出(基本治療費+株単価×株数)。東京植毛クリニックの2,000株は定額の植え放題プラン(総額149万円/上限約2,554株)を適用した金額です。紀尾井町クリニックはFUT・FUEの2術式を掲載しているため、2行に分けています。

1,000株の総額(公式・税込) カミノ 66万円 湘南美容 72万円 紀尾井町 FUT 88万円 アスク井上 110万円 東京植毛 112万円 紀尾井町 FUE 121万円 アイランド/親和 121万円 ※2026年7月時点・各院公式サイト掲載額から筆者が算出
図5:1,000株の総額(刈り上げる前提)。紀尾井町クリニックのFUT(88万円)は、カミノクリニック(66万円)や湘南美容クリニック(72万円)を下回れません。費用最安を狙う記事なら、この院は候補から外れます。にもかかわらず、この院を検討する価値があるとしたら——それはFUTという術式で得られる「生涯ドナー量」への投資としてです。
SECTION 07

定額制(東京植毛クリニック)との分岐点を数式で開示する

#定額制#損益分岐点

当サイトは、定額制(植え放題)を採用する東京植毛クリニックのアフィリエイト広告を掲載しています。 そのうえで、この記事で最も正直に書くべき箇所に来ました。 計算します。

FUTの場合:分岐点は約1,924株

東京植毛クリニックの植え放題プランは基本治療費22万円+定額127万円=総額149万円(上限 約2,554株)。 紀尾井町クリニックのFUTと等しくなる株数を求めます。 220,000 + 660n= 1,490,000660n = 1,270,000n = 1,924.2… 約1,924株。 つまり—— 1,924株未満なら、紀尾井町クリニック(FUT)のほうが安い。 数字で並べます。 500株:紀尾井町55万 vs 定額149万(紀尾井町が94万円安い) 1,000株:紀尾井町88万 vs 定額149万(紀尾井町が61万円安い) 1,500株:紀尾井町121万 vs 定額149万(紀尾井町が28万円安い) 2,000株:紀尾井町154万 vs 定額149万(定額が5万円安い) 2,500株:紀尾井町187万 vs 定額149万(定額が38万円安い) 1,500株までは、紀尾井町クリニックのFUTが下です。 広告を掲載しているサイトが書きたくない事実ですが、これが計算結果です。

FUEの場合:分岐点は約1,283株

FUEの株単価は990円220,000 + 990n= 1,490,000990n = 1,270,000n = 1,282.8… 約1,283株。 こちらは分岐が前に来ます。 1,000株:紀尾井町121万 vs 定額149万(紀尾井町が28万円安い) 1,500株:紀尾井町170.5万 vs 定額149万(定額が21.5万円安い) 2,000株:紀尾井町220万 vs 定額149万(定額が71万円安い) 「FUE × 1,283株以上」—— この条件でだけ、定額制の数字が紀尾井町クリニックを下回ります。 条件は、思っているより狭いのです。 そしてここで思い出してほしい。 FUEの生涯採取上限は2,000〜3,000株大量植毛をFUEでやるなら、その1回で一生分の資源の大半を使い切ることになります。 費用の分岐点よりも、そちらのほうが重い判断です。 定額制の仕組みは東京植毛クリニックの定額制(植え放題)を検証するで、損益分岐点まで開示しています。

紀尾井町 vs 定額制 の分岐点 0 100万 200万 300万 0 1,283 1,924 2,500株 紀尾井町 FUE(990円) 紀尾井町 FUT(660円) 22万 定額制=149万円で水平 FUE 約1,283株 FUT 約1,924株 ←この範囲は、すべて紀尾井町のほうが安い
図6:定額制は水平線(149万円)です。FUTの線は約1,924株、FUEの線は約1,283株で交差します。それ未満のすべての株数で、紀尾井町クリニックの総額が定額制を下回ります。当サイトにとって不都合な事実ですが、公式の数字から機械的にそうなります。
当サイトの立場を、はっきり書きます 費用だけを基準にするなら、1,924株未満(FUT)/1,283株未満(FUE)の人にとって、定額制を選ぶ数字上の理由はありません。1,000株なら、紀尾井町クリニックのFUT 88万円に対して東京植毛クリニックは112万円(株単価制)です。

当サイトは東京植毛クリニックの広告を掲載していますが、それを理由に数字を曲げることはしません。曲げたところで、読者が電卓を叩けば5秒で分かります。

定額制が数字として意味を持つのは、「刈り上げたくない × 大量植毛」という限定された条件です。紀尾井町クリニックにはノンシェーブンの掲載料金がなく、この2院はそもそも比べる土俵が違うとも言えます。料金モデルの違いは株単価制の落とし穴と「植え放題(定額制)」の正体で解説しています。
まず「自分に何株必要か」を知る

ここまでの比較は、すべて「株数が決まっている」ことを前提にしています。
逆に言えば、株数が決まらないうちは、どの料金表も判断材料になりません。1,283株なのか、1,924株なのか。分岐点のどちら側に自分がいるのかが、そもそも分からないからです。

定額制を採用している東京植毛クリニックでは、LINEで写真を送るだけで、必要な株数の目安と概算見積りを無料で確認できます。いきなり来院や手術を予約する必要はありません。株数が出れば、この記事の表で他院の総額も自分で計算できます。

LINEで無料の株数診断・概算見積りを見る 東京植毛クリニック 公式(PR)/相談は無料

※自毛植毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。費用・術式・リスク(ショックロス、腫れ・痛み、採取部の瘢痕、毛嚢炎、感覚鈍麻など)については、必ず医師から直接説明を受けてください。効果には個人差があります。料金は2026年7月時点の公式サイト掲載額です。

SECTION 08

この院が向いている人/向いていない人

#向き不向き#条件で選ぶ

ここまでの数字を、条件の形にまとめ直します。 他院を貶める意図はありません。 公式の数字と、術式の構造から機械的に導ける境界だけを書きます。

← 横にスクロールできます →

条件紀尾井町比較対象
1,000株・FUT88万円カミノ 66万円カミノが22万円安い
1,000株・FUT88万円湘南美容 72万円湘南が16万円安い
1,000株・FUT88万円定額制 149万円紀尾井町が61万円安い
1,500株・FUT121万円定額制 149万円紀尾井町が28万円安い
2,000株・FUT154万円定額制 149万円定額が5万円安い
1,500株・FUE170.5万円定額制 149万円定額が21.5万円安い

※2026年7月時点、各院公式サイト掲載の税込価格から筆者が算出。定額制=東京植毛クリニックの植え放題プラン(基本治療費22万円+定額127万円=総額149万円/上限約2,554株)。

紀尾井町クリニックの条件が合う人薄毛がすでに広範囲、または今後の進行が見込まれる(=生涯で複数回の手術を想定する)
後頭部に線状の傷跡が残ることを、書面で説明を受けたうえで受け入れられる
今後の人生で、坊主・丸刈りにする予定がない
ドナー(後頭部の毛)の総量を、一生分として最大化したい
・FUTという術式を継続して手がけてきた院で受けたい

→ この条件なら、FUTの生涯採取上限5,000〜6,000株(FUEの約2倍)は、単価330円の差よりはるかに大きな価値を持ちます。これは費用の話ではなく、資源の話です。
紀尾井町クリニックの条件が合わない人坊主・丸刈りにする可能性を残しておきたい
→ FUTでは線状の傷跡が残り、事実上できなくなります。この選択は元に戻せません。

費用最安を狙っている
→ 1,000株ならカミノクリニック66万円、湘南美容クリニック72万円に対し、紀尾井町クリニックのFUTは88万円です。総額では届きません。

刈り上げない(ノンシェーブン)で受けたい
→ 公式サイトにノンシェーブン対応の株単価の掲載がありません(2026年7月時点)。

必要株数が600〜800株程度で、今後の進行も限定的
→ 生涯採取上限を最大化する必要性が薄く、FUTの代償(線状の傷跡)に見合わない可能性があります。

知っておくべきリスク(すべての自毛植毛に共通)

術式がどうであれ、自毛植毛には共通のリスクがあります。 ショックロス:既存毛の10〜15%が一時的に抜けることがあります。術後3ヶ月ごろが見た目の底で、回復に4〜5ヶ月。 採取部の瘢痕:FUTは線状、FUEは点状。どちらも完全には消えません。 ダウンタイム:赤み・腫れ・かさぶたで1〜2週間。 生着率は一般に80〜95%が目安。すべての株が定着するわけではありません。 そのほか毛嚢炎、頭皮の一時的な感覚鈍麻。 自毛植毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。 生着率の考え方は自毛植毛の生着率は何%が現実的かで整理しました。 そして経過は1ヶ月で一時脱落、2〜3ヶ月で発毛開始、4ヶ月以降に実感、1年で完成形という時間軸で進みます。 1年かけて出来上がるものを、数十分のカウンセリングで決めることになる。 だからこそ、数字と構造を先に理解しておくことに意味があります。 料金表と、術式と、ドナーの上限。 この3つを自分の言葉で説明できる状態で、カウンセリングに行ってください。

FAQ

紀尾井町クリニックの料金に関するよくある質問

Q. 紀尾井町クリニックの料金はいくらですか?
A. 2026年7月時点の公式サイト掲載額(税込)で、基本治療費22万円+株単価 FUT 660円/FUE 990円です。総額は「22万円+株単価×株数」で計算します。

FUT(切る):500株=55万円/1,000株=88万円/1,500株=121万円/2,000株=154万円/2,500株=187万円

FUE(切らない):500株=71.5万円/1,000株=121万円/1,500株=170.5万円/2,000株=220万円/2,500株=269.5万円

これに術後の内服薬代(年間6〜12万円程度)が加わる場合があります。実際の見積りは診察のうえ決定されます。
Q. なぜFUTは1株660円と、FUEより安いのですか?
A. 採取の構造が違うからです。FUE(切らない)は毛包を1株ずつ点でくり抜くため、後頭部が薄くならないよう広い面積からまばらに採る必要があります。FUT(切る)は後頭部の皮膚を帯状に切り取り、顕微鏡下で株に切り分け、切除部は縫合します。縫い合わせるため、毛の生えている面積は「詰まる」だけで薄くなりません。

この効率の差が、1株あたりの手間を下げています。安いから660円なのではなく、採取の効率が構造的に高い結果として660円になっている——というのが、この記事の読み方です。

なお、FUTには後頭部に線状の傷跡が残るという代償があります。
Q. FUTとFUE、どちらを選ぶべきですか?
A. 費用ではなく、「一生分のドナーをどう使うか」で決める論点です。

生涯採取上限は、FUTで5,000〜6,000株、FUEで2,000〜3,000株が目安とされます。約2倍の差です。AGA(男性型脱毛症)は進行性で、1回の手術で終わるとは限りません。二度目・三度目に回せる株が残るかどうかが、FUTの本質的な価値です。

一方FUTには、後頭部に線状の傷跡が残り、坊主・バリカンが事実上できなくなるという代償があります。元には戻せません。

「将来、丸刈りにする可能性を残したいか」——この一点が、実質的な分かれ道になります。適応の判断は必ず医師の診察を受けてください。
Q. なぜこの記事には口コミが載っていないのですか?
A. 医療広告等ガイドラインで、患者の体験談を広告に用いることが禁じられているからです。医療機関へ誘導するアフィリエイトサイトも広告として扱われます。

「紀尾井町クリニックの口コミ」を並べた記事は検索結果に多数ありますが、当サイトはその手法を採りません。代わりに、公式サイトの料金だけを使い、総額を数式で再計算して開示しています。誰でも検算できる情報のほうが、判断材料として役に立つと考えています。
Q. 定額制(植え放題)と比べて、どちらが安いですか?
A. 株数によって逆転します。分岐点を数式で開示します。

定額制(東京植毛クリニックの植え放題=総額149万円/上限約2,554株)と等しくなる株数は、FUTの場合 (149万−22万) ÷ 660円 = 約1,924株FUEの場合 (149万−22万) ÷ 990円 = 約1,283株

これ未満なら、紀尾井町クリニックのほうが総額は下です。1,000株なら紀尾井町FUT 88万円 vs 東京植毛112万円(株単価制)。

当サイトは東京植毛クリニックの広告を掲載していますが、この計算結果を伏せることはしません。
Q. 紀尾井町クリニックのデメリットは何ですか?
A. 公式情報と術式の構造から、3点を挙げます。

① 後頭部に線状の傷跡が残る(FUT):帯状に皮膚を切除して縫合するため、横一文字の瘢痕が残ります。坊主・バリカンは事実上できなくなり、元には戻せません。

② 費用最安ではない:1,000株の総額はFUTで88万円。カミノクリニック(66万円)、湘南美容クリニック(72万円)を下回れません。

③ 刈り上げない(ノンシェーブン)の料金掲載がない:2026年7月時点、公式サイトにノンシェーブン対応の株単価は見当たりません。

これらを踏まえたうえで、「生涯採取上限がFUEの約2倍」という利点に価値を見出せるかどうかが、この院の判断軸です。
結局、自分はいくらで、何株必要なのか

費用の話は、必要株数が決まらなければ始まりません。定額制(植え放題)を採用している東京植毛クリニックでは、LINEで写真を送るだけで、必要株数の目安と概算見積りを無料で確認できます。いきなり来院や手術を予約する必要はありません。

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※自毛植毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。リスク・副作用(ショックロス、腫れ・痛み、採取部の瘢痕、毛嚢炎、頭皮の感覚鈍麻など)については必ず医師から説明を受けてください。効果には個人差があります。料金は2026年7月時点の公式サイト掲載額です。

まとめ:660円は、費用ではなく「資源」の数字である

紀尾井町クリニックのFUT 660円は、主要7院のなかで2番目に低い株単価です。 しかし最も低くはありません。 カミノクリニックの440円には勝てない。 1,000株の総額でも、紀尾井町88万円 vsカミノ66万円 vs湘南美容72万円。 費用最安を狙うなら、この院ではない。 そのことは、はっきり書きました。 では、なぜこの院を検討する価値があるのか。 FUTの生涯採取上限が、5,000〜6,000株だからです。 FUEは2,000〜3,000株。 約2倍。 AGAは進行します。 今日の薄毛は、10年後の薄毛ではありません。 二度目・三度目に回せる株が残っているか。 FUTを選ぶというのは、一生分のドナーの総量を買うという判断です。 その結果として、1株が660円になる。 順序が、逆なのです。 ただし代償があります。 後頭部に線状の傷跡が残り、坊主にはできなくなる。 元には戻せません。 安いから、では選ばないでください。 一生分の資源を最大化したいから、その代償を引き受ける—— そう言える人だけが、この院の660円を使う資格があります。 そしてその判断の前に、「自分に何株必要か」を知っておく必要があります。 そこが、すべての出発点です。

執筆:黒澤 拓(くろさわ たく)
毛髪ケアアドバイザー/美容医療メディア編集長。編集歴12年。AGA・薄毛治療領域を専門に、国内外30院以上の料金体系・術式を継続調査。累計1,200件以上の薄毛の悩み相談に対応。本記事の料金はすべて各クリニックの公式サイト掲載値(2026年7月時点・税込)にもとづき、筆者が総額を再計算したものです。編集方針・運営者情報
最終更新:2026年7月13日/本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の医療機関の推奨や治療効果の保証を意味するものではありません。自毛植毛は自由診療(公的医療保険適用外)です。治療の適応・効果・リスクには個人差があります。FUT(ストリップ法)では後頭部に線状の瘢痕が残ります。施術の判断は必ず医師の診察を受けたうえで行ってください。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」(自毛植毛術=男性型脱毛症で推奨度B/人工毛植毛術=推奨度D)
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